冥王星に大気

米航空宇宙局(NASA)は24日、無人探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星表面にある大気の靄の画像を公表した。
靄は探査機が冥王星に接近した翌日の15日、約200万キロメートルの距離から撮影されたものだそうだ。太陽を背にした冥王星の靄が太陽光を受け、指輪のように幻想的に輝く姿を映した。冥王星に窒素やメタンなどの大気があることは知られていたが、画像ではっきり観測できたのは初めてとのこと。
NASAによると、靄の厚さは冥王星の表面から約130万キロメートルで、成分はメタンが紫外線で変化してできるエチレンやアセチレンなどの炭化水素と見られるという。これらの炭化水素が冥王星の表面付近で冷やされて凍り、粒子になって靄に見えるそうだ。NASAと共同研究している米サウスウエスト研究所のアラン・スターン主任研究員は「信じられないほど美しい画像」と話しているという。
探査機「ニューホライズンズ」のおかげで次々にあたらな発見が公表されている冥王星。さらに調査が進んでまた新しい発見が見つかるのが楽しみだ。