南極海で2年ぶりに調査捕鯨を再開

南極海での調査捕鯨船団に加わる調査船2隻と水産庁の監視船が1日、山口県下関市を出港したそうだ。捕獲頭数を減らした政府の新しい計画にも基づく調査捕鯨で、昨年3月に国際司法裁判所が南極海での調査捕鯨中止を命じる判決を下して以来、2年ぶりの捕鯨再開になるという。ただ再開には反捕鯨国などが反発しており、国際的な批判も予想される。
判決後、政府は調査目的を南極海生態系の研究などに絞り込み、ミンククジラの捕獲頭数を従来の約3分の1となる年間333頭に縮小。さらに捕獲を伴わない目視調査や皮膚の採取などに広げた計画を昨年11月策定し、国際捕鯨委員会(IWC)に提出した。
IWCの科学委員会は今年6月に報告書をまとめたが、内容は賛否両論を併記するにとどめた。政府は11月27日、ほぼ同じ内容の計画書をIWCに提出し、調査捕鯨を再開することにしたとのこと。
出港した調査船は「勇新丸」と「第2勇新丸」。この日は広島県尾道市から母船の「日新丸」も出港、11月30日には目視最終戦「第3勇新丸」が宮城県塩釜市を出ており、計4隻が12月下旬から来年3月上旬まで調査するそうだ。
生態系の研究のためとはいえ頭数が減っているのであれば捕獲は控えるべきかもしれない。