写真コンテスト最優秀賞が取り消された理由

北海道立オホーツク流氷科学センターが主催した第25回「オホーツクの四季」写真コンテストで、最優秀賞が取り消される事態が起きた。
問題はその写真で、タイトルは「征服」。男性が手を上に掲げポーズをとる姿が撮影されていたが、男性はクジラの死骸の上に立っているのである。これにより「生命に対する侮辱だ」と批判が相次ぎ、出品者が受賞を辞退した。
写真を審査した北海道写真協会員は「クジラは生きていると思った。その上に乗っかるなんて勇気があると思ったし、感動したので選んだ」とコメント。
センターの担当者は、一部職員から異論が出たが、「専門家が選んだので、この作品にしかない何かがあるのだろうと考えた」とのことだった。
同センターはその後まもなく高橋修平所長名で、「自然や環境を研究する機関でありながら、それらへの配慮や認識が欠如し、多くの方に不快な思いをさせてしまい、猛省している」と謝罪文を掲載。審査員と出品者に事情を説明すると、出品者から賞を辞退するとの申し出があり、「該当作品なし」となった。
クジラが生きていたらそれはそれで問題になっていたと思う。わざわざこの作品を選ばなくてもよかったのではないだろうか。